2018年7月28-29日(土日) 会場:東京未来大学
日程
エネルギー心理学カンファレンス2018(1日目)
<※プログラムの変更があります>
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7/28(土) |
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7/28(土)12:00〜13:00 昼食 動画セミナー「トラウマと脳の生理学:基礎編」 |
7/28(土)13:00〜17:00
※プログラムが変更になりました <司会> <講師> |
エネルギー心理学カンファレンス2018(2日目)
7/29 (日)8:30〜9:30
“Trauma to Peace トラウマから平和へ”
TFTルワンダ人道支援 記録映画
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7/29 (日)9:30〜11:00
TFT、エネルギー心理学・HRV(心拍変動): 講師:森川 綾女(心理士/TFTトレーナー) 日本TFT協会理事長、国連世界人道促進機構役員 |
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7/29(日)11:00〜12:00 岡本直子・與久田巌:鎖骨呼吸の脳機能への有効性:NIRSでの評価 河岸由里子:ACEPで発表された米国での精神発達遅滞者へのTFT活用についての報告と精神発達遅滞と自閉症スペクトラムを重ね持つ統合失調症事例 |
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7/29(日)12:10〜12:50 昼食 動画セミナー(スザンヌ・コノリーのオンライン・アルゴリズムレベル講座より) |
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7/29(日)13:00〜17:00 TFTまたはTFTとその他のアプローチとの組み合わせについての 笠置佳央:災害支援報告 原田智子:TFTと漢方でトラウマケアを気軽に 香川裕美:治療できない複雑性PTSDへのTFTの活用 加藤久雄:教育現場でTFTを活かす 種倉直道:TFTを用いたトキシンチェック 西平幸恵:TFTと自我状態療法を用いた複雑性PTSDと解離性障害の一例 浅井咲子:TFTとSE(ソマティックエクスペリエンシング)のPTSD治療例 藤本昌樹:TFTとBCT(ボディコネクトセラピー)の強迫事例 河岸由里子:愛着障害・トラウマ・摂食障害の事例と検討 |
抄録
■ 7/28(土)13:00〜17:00
トラウマ・PTSD・愛着の臨床
Treatment for Trauma, PTSD, and Attachment issues in Practice
トラウマ・PTSD・愛着障害の見立てと治療ステージ(藤本昌樹)
多重迷走神経理論応用セラピー・ニューロセプションに働きかける安全の基礎・神経系の自己調節の発達(浅井咲子)
トラウマとリソース、PRが効かないときの対処(森川綾女)
愛着障害の事例と検討:TFT・催眠・ホログラフィートーク・シータヒーリング・気功(種倉直道)
■ 7/29(日)9:30〜11:00
「TFT・エネルギー心理学・HRV(心拍変動)/セルフトレーニングの実用性と効果」
TFT, Energy Psychology, and Heart Rate Variability/Practical use and effect of self exercise
森川綾女 Ayame Morikawa, Ph.D.
(一般社団法人日本TFT協会理事長・TFTセンタージャパン/心理士)
エネルギー心理学の最新情報を報告する。
1970年代終わりのキャラハンの思考場という概念から始まり、感情や思考を含む、人のエネルギーに働きかける新しい心理学の分野として発展し、米国心理学会にも認められた。そして、TFTは米国政府機関である「物質乱用とメンタルヘルスサービス組織SAMHSA(Substance Abuse and Mental Health Service Administration)」にエビデンスある治療法として登録された。
特に次のことに有効である。
「個人のレジリエンス・自己概念、自律、トラウマ・ストレス関連の障害と症状、抑うつとうつ症状、一般的な機能と健康、恐怖症、パニック、全般性不安障害とその症状、特定不能およびその他のメンタルヘルスの障害と症状ラウマやうつ、パニック」。
エネルギー心理学分野の研究は103を超え、その中でも特にTFTは災害における心理社会的な改善において、認知行動療法やEMDRとともに有効な方法として認識され、その効果量はもっとも高いというメタ分析結果が出た。
TFTでは、公式トレーニングにHRV(心拍変動)の役割や改善についてのプログラムが含まれている。
キャラハン博士は早くから健康の客観的な生理学的な指標であるHRVに注目して研究してきた。
TFTが自律神経の改善に非常に効果的であるとの新しい研究を報告する。
そして、HRVを高め、自律神経のバランスがもっとも良い状態になる呼吸としてHRV呼吸法(HRVB)が、臨床やスポーツトレーニングに取り入れらるようになってきた。
ハートマス研究所は、HRVBを特に不安やうつの改善、PTSDの克服、レジリエンス強化するための研究を長年行っており、その結果から有効な方法をプログラム化している。
呼吸法をリラクゼーションのために用いるのではなく、その瞬間に自己調節できるよう回復力をつけるための呼吸法であり、従来の東洋的な呼吸法とは異なる。
演者はそのプログラムを日本で初めて導入し、HRVBの専門家向けトレーニングを始めた。最近は、TFTとHRVBを組み合わせたワークショップで、不安やパニック症状のある人たち向けにレジリエンスと自己調節力を強化する連続講座で顕著な改善を示すことができた。
HRVBの利点は、スマートフォンのアプリで呼吸状態がグラフ化できるため、バイオフィードバックとして用いることができ、セルフトレーニングを継続しやすいこと、変化の柔軟性を養うことも新しい要素である。
ネガティブな問題にフォーカスして瞬時に脱感作するTFTと対照的に、HRVBはポジティブな気持ちを強化して全体のベースラインを押し上げていき、TFTとHRVBは相補的で、相乗効果をうむ。どちらも他のアプローチとの組み合わせが非常にしやすい手法である。
その実用性と効果を検討したい。
参加費
参加日程 | TFT協会員(税込) | 会員以外(税込) |
2日間(全日) | 10,000円 | 12,000円 |
7/28のみ | 5,000円 | 6,000円 |
7/29のみ | 6,000円 | 7,000円 |
懇親会(7/28) | 5,000円 | 5,000円 |
申し込み
今年度の申込みは終了致しました。
TFT事例発表申し込み(6/20まで)
TFT単独またはその他のアプローチとの組み合わせについての事例・研究発表。
1発表あたり15分+5分(質疑応答含む)。
会場
東京未来大学・大講義室
<最寄り駅まで>
<周辺地図>
東京未来大学大学HPアクセス:http://www.tokyomirai.ac.jp/info/access.html